深海のエイリアンかな?フェイスハガーのような神秘的なクラゲを発見。新種の可能性 (2/3ページ)
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専門家の一人は当初、触手の欠けたクロカムリクラゲかもしれないと推測したが、遠隔技術を介して船に接続された全世界の科学者のネットワークの協力を得て、このクラゲの正体が明らかとなった。
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・2度目の発見で新種の可能性
深海生物の専門家、ドーガル・リンゼイ博士によると、このクラゲは剛クラゲ目(Narcomedusae)に属する、バチコルス(Bathykorus)の未記載種である可能性があるという。つまり新種ということだ。
このクラゲが観察されたのはこれが二度目となる。1度目は2015年、NOAA海洋探査の船「オケアノス・エクスプローラー」によるものだった。
その傘の上部にあるヒレのようなものを使って、他のゼラチン質の生物、クラゲやウミユリを食べると考えられている。
この属の他の種とは異なり、この動物の赤っぽい色は、生物発光性の獲物を狩る捕食者であること示しているという。