猿人ルーシーは、強靭な脚の筋肉を持ち、完全な直立二足歩行をしていたことが明らかに (2/5ページ)
まずは、MRIとCTスキャンで現代人の筋肉経路のマッピングから始め、次にルーシーの骨と関節の仮想再構築に焦点を当て、骨の上の筋肉の瘢痕から手がかりを組み合わせた。
その結果得られたモデルから、ルーシーが直立して移動することができただけでなく、強靭な脚の筋肉も備えていたことがわかった。
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アウストラロピテクス・アファレンシス化石 AL 288-1、別名「ルーシー」の下肢筋肉の 3D 復元/ image credit:Ashleigh Wiseman/University of ambridge・地上と樹上の両方で生活
その筋肉は、彼女たちが半地上、半樹上生活を送るのを容易にしたと思われる。
現代人の総重量のおよそ50%と比較すると74%もあったらしい脚の大きな筋肉のおかげで、アウストラロピテクス・アファレンシスは、地上と樹上の両方を活用できるようになったと、研究者たちは考えている。
「ルーシーの直立歩行能力は、体の中で筋肉が占める経路と空間を再構築して始めてわかりました」ケンブリッジ大学マクドナルド考古学研究所のワイズマン氏は語る。
「現在、私たちホモ・サピエンスは、膝をまっすぐ伸ばして歩くことができる唯一の生き物です。ルーシーの筋肉は、彼女も私たちと同じように二足歩行が得意だったことを示していますが、一方で、木の上も住処にしていた可能性があります。