猿人ルーシーは、強靭な脚の筋肉を持ち、完全な直立二足歩行をしていたことが明らかに (4/5ページ)

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 だがこの研究でわかった、特定の膝関節と筋肉構造から、彼女はチンパンジーのように前屈みになって、手の指関節を地面につけて歩くのではなく、ぐらついたりすることなく完全に直立して歩いていて、木に登る身体能力もあったという、よく言われている説を裏付けることになった。

「アウストラロピテクス・アファレンシスは、およそ300~400万年前、東アフリカの密林だけでなく、木の茂った草原も歩き回っていたことでしょう。ルーシーの筋肉の復元から、彼女が両方の居住地を効果的に活用することができたことがわかります」ワイズマン氏は言う。

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多角的な筋肉の断面図 / image credit:Ashleigh Wiseman/University of Cambridge・ルーシーの研究から、ホモ・サピエンスについての知見が得られる可能性
 化石の年代測定は、人類の進化に関する大変貴重な情報を提供してくれるが、特定の動きを追跡できれば、300万年前にホモ・サピエンスがどのように現れ、急速に地球上に広まっていったのか、もっと完全な全体像が得られるだろう。

「筋肉の再構築は、例えば、ティラノサウルスの走行速度を測るために、すでに利用されています。同様の技術を人類の祖先に適用して、現在の私たちが失ってしまった能力を含め、人類の進化を推し進めた身体運動のスペクトルを明らかにしたいと思っています(ワイズマン氏)」

 この研究は、『 Royal Society Open Science』誌に掲載された。
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