駅弁マニア金谷俊一郎「おいしい駅弁を見分けるポイントは“つけ合わせ”にあるんです」麻美ゆまのあなたに会いたい!(後編) (2/3ページ)

日刊大衆

次は関東ですが……」

ゆま「関東といえば、私の地元である群馬県の高崎駅の駅弁を!」

金谷「高崎は、名物の『だるま弁当』に、『上州の朝がゆ』など、全国的にも知名度の高い駅弁がそろっていますよね」

ゆま「そうなんです。それもあって、私は昔から駅弁が好き。どうして、高崎駅は、あんなにおいしい駅弁が多いんですか?」

金谷「高崎駅や栃木県の宇都宮駅が、昔から電車の乗り換え駅だったからです。ちなみに駅弁発祥の地も、宇都宮駅。明治15年からあったと言われています」

ゆま「そんな歴史が! そういえば東武日光駅(栃木県)に『日光埋蔵金弁当』という、15万円ぐらいする駅弁があると聞いたんですが……」

■関西オススメ駅弁は高級だったあの食材

金谷「ありましたね。高級食材ばかり詰め込まれていて、何より容器がすごい。日光彫りの容器だけで、10万円以上の価値があるそうです」

ゆま「いったい、どういう人が買うんだろう?」

金谷「これも歴史の話になりますが、明治時代、庶民が電車に乗る機会って“冠婚葬祭”だったんです。特に嫁入りのときが多く……。要は“晴れの日”に、こういう高級なお弁当も販売されたんです」

ゆま「へえー。勉強になります! そっかぁ、昔は通勤や通学で電車を使うこともなかったんですね」

金谷「駅弁の歴史を語り出すと日が暮れてしまうので、次に行きます。北陸地方もおいしい駅弁が多いですよ。一つは金沢駅で、料亭の『大友楼』さんが出している駅弁。『利家御前』や『百万石弁当』などいろいろありますが、さすが老舗の料亭が作っているだけあって、どれも素晴らしい味です。富山駅も名物駅弁が多く、『ますのすし』をはじめ、冬季限定ですが『ぶりかまめし』も絶品です」

ゆま「前回の新潟県の駅弁といい、日本海側の駅弁はおいしそうなものばかり」

金谷「関西地方では、米原駅(滋賀県)の『井筒屋のおかかごはん』がオススメです。

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