「笑いと音楽の二重奏が大ウケ!」桂雪鹿「ヴァイオリンを弾く落語家の巻」珍談案内人・吉村智樹のこの人、どエライことになってます! (2/2ページ)

日刊大衆

先輩たちがつきっきりでレッスンしてくれるなど、かわいがってもらえるようになったんです」

■入門した次の日がなんと初舞台に…

 もともと母親の影響で幼少から落語に親しみ、中学高校時代はテレビ番組『エンタの神様』『爆笑オンエアバトル』などの影響で、お笑いが大好き。

 高校時代は同級生と漫才コンビを組み、M-1甲子園(現・ハイスクールマンザイ)の地区大会で優勝するほどの腕前を誇った。そんなお笑い好きな一面が、意外にもクラシックの世界で開花したのだ。

 大学卒業後は小学校の教員に。初めは要領がつかめず、保護者や学年主任から叱られることも多かった。だが、持ち前のユーモアのセンスで生徒や教員からは人気があり、打ち上げや忘年会では誰よりも輝いた。

 そんな中、桂文鹿の自由な芸風にひかれ、2018年、落語家へと転身を図る。初舞台は、なんと入門の次の日。ネタは、あのヴァイオリン漫談だった。

「師匠は“漫談するときは前掛けをしたらどうや”と、デザイン画まで描いてくれました。こうなったら、落語と同じくらい力を入れてやるしかないです」

 7月15日(土)は大阪今里Imazato FJカフェにて、7月22日(土)は神戸塩屋heso.にてヴァイオリン漫談を披露する雪鹿さん。笑いと音のアンサンブルを、ぜひ楽しんでいほしい。

よしむら・ともき「関西ネタ」を取材しまくるフリーライター&放送作家。路上観察歴30年。オモロイ物、ヘンな物や話には目がない。著書に『VOW やねん』(宝島社)『ジワジワ来る関西』(扶桑社)など
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