「笑いと音楽の二重奏が大ウケ!」桂雪鹿「ヴァイオリンを弾く落語家の巻」珍談案内人・吉村智樹のこの人、どエライことになってます! (1/2ページ)

日刊大衆

桂雪鹿
桂雪鹿

 関西に生息するアヤシくてオモロい人たちに、大阪出身・京都在住の人気ライター・吉村智樹が直撃インタビュー!

■特技のヴァイオリンを武器に小学校の先生が落語家に転身!

 上方落語界のホープ、桂雪鹿さん(33)が注目されている。巧みな話術の落語のみならず、ヴァイオリンを弾きながらの漫談が話題となっているのだ。

「ヴァイオリン漫談は、あくまで余芸として始めたものです。けれども、ご好評の声をいただくにつれ、私のアイデンティティとなってきました」

 踏切の音や有名ファストフード店のサウンドをまねたり、JR大阪環状線の発車メロディを再現したり。多彩な音色が笑いを増幅させ、客席が沸きに沸く。

「環状線のネタは師匠(桂文鹿)のアイディアなんです。“駅ごとに違うメロディを弾き分けたら、おもろいやろ”と提案されましてね。無茶ぶりやなと思いましたが、すべて耳コピーして、演奏できるようになりました」

 初めてヴァイオリンを手にしたのは高校3年生。大学進学が実現した暁に、チャレンジしてみたいことの一つが楽器だった。

「大学生だったら普通はギターだろう」と楽器店を訪れるも、想像以上に高価。諦めかけた、そのとき、目に飛び込んできたのが「初心者用ヴァイオリン2万9800円」という商品。これならば!  と手にしたという。

 関西学院大学へ進み、オーケストラ部へ入部するも、周囲は3歳から英才教育を受けているような手練ればかり。初心者は自分だけだった。肩身が狭く、言葉数も少なくなり、部員となじめない日が続いたという。そんな彼に、転機が訪れる。

「オーケストラ部のお楽しみ会があり、私はギャグとギャグをヴァイオリン演奏でつなぐネタを披露しました。これがウケましてね。“君、おもろいやん!”と評価が一気に変わりました。

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