勉強ができる子には共通点がある!30億件のデータから見えた真実 (2/3ページ)
そうやって効率よく勉強していけば、算数に費やしていた時間を余らせて子どものうちにしかできない貴重な体験をする時間に充てることもできるはずです。
――30億件もの膨大なデータをもとにして書かれている本書ですが、このデータはどのように収集されたものなのでしょうか。
今木:今回の本は弊社が提供している算数タブレット教材「RISU算数」の現在までの利用者が取り組んだ学習データをもとにしています。
いつどのくらいの時間学習したか、どこで何度間違っているかといったお子さまの学習状況を常時把握しているだけでなく、蓄積もしています。
――教育内容としては日本の子ども向けにも海外の子ども向けにも同じものを提供しているんですか?
今木:そうですね。使う言語が異なりますが、内容の方は多少の違いはあれど基本的には同じです。
――日本の小学生と他の国の小学生で学び方に違いはあるのでしょうか。
今木:算数でいえば、アメリカやシンガポールでは「□+1=2」や、「答えが2になる組み合わせを探す」というような学び方が多いのですが、日本ではひたすら「1+1=□」という形の出題で解を出す訓練を繰り返す傾向があり、「計算が早くできることが良いこと」という思い込みがあります。
算数は図形もあれば文章題もあります。計算を特に重視するのは、サッカーでパスやドリブルなど身につけるべきことが他にもあるなかでリフティングだけ練習させるようなものです。「RISU」では計算以外にも様々な問題があり、それこそ先ほどのような、□+1=2といったような問題も出題しています。
学び方、というところで言うと、中国では過熱する教育事情に対して政府が2021年に「宿題、学習塾」を禁じました。日本の子どもも習い事をいくつも掛け持ちして、大人より忙しくしている子もいます。本でも書きましたが、これは決していいことではないと考えています。