勉強ができる子には共通点がある!30億件のデータから見えた真実 (3/3ページ)

新刊JP

――日本の算数教育のお話が出ましたが、「こう変えるべき」という提案はありますか?

今木:日本の教育がそう簡単に変わるとは考えていないので、特に提案はありません。時代が大きく変化しているのに、教育はいつまでも変わらないことへの問題意識が弊社の創業のきっかけの一つになっています。

わかる子もわからない子も同じ授業を受けるのが日本の教育の問題点の一つだと考えているので、「RISU」ではそれぞれの子どものペースで学習できるのはもちろん、わかる子は学年を超えてどんどん勉強を進められるようになっています。

――勉強ができる子や、成績のいい子には生活習慣や学び方、親の接し方などに共通項があるものなのですか?

今木:あります。本でも紹介していますが、親が手を出しすぎない(=我慢ができる)で、子どもを尊重して自主性を伸ばすこと。子どもの勉強時間は意外と短時間であること、自分の力で乗り越える習慣があること、などです。

――「手を出す」というのは具体的にどんなことを指すのですか?

今木:子どもの勉強に関して「こうやってやるんだよ」とか「なんでできないの?」と過度に口出ししたりといったことです。親は状況を見守って「今はこういうところをやっている」とか「ここが苦手なんだな」ということだけ把握して、適切な声がけや励ましはしても、基本的にはあまり口は出さないというのが、成績がいい子の親に共通しています。

ゆっくり考える子もいますし、パパっと解ける子もいます。ゆっくり考えている途中にそうやって口出しされてしまうと、子どもが自分で考える力が伸びにくいのです。

――考える過程で子どもの方から「ここがわからないから教えてほしい」と言われたら、親は教えてあげていいんですか?

今木:もちろんです。そういう子どもからの質問は逆に放置してはいけません。聞かれてもいないのに親の方から口を出すのは良くないということですね。

――そして勉強時間は短時間で済ませる子が多い。

今木:データを見てみると、成績優秀なお子さんは時間帯としては朝の15分、20分くらいの時間で勉強していることが多いです。

勉強時間は長ければいいというものではありませんし、細切れの時間や隙間時間を活用することは大切なのですが、時間が5分あるから5分だけやろうというのはあまり効果がないというデータもあります。

また朝の時間の勉強が効率よい事もわかっています。子どもにとって睡眠は重要なものなので、早く寝て朝勉強する習慣をつけるといいと思います。

(後編につづく)

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