AIの力を利用して動物たちの言葉を理解しようと試みる研究者たち (4/5ページ)

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 ハワイガラスの生き残りは、サンディエゴ動物園の施設で飼育されている。こうした地球最後の個体の鳴き声を、機械学習によって過去の音声記録と比較するのだ。

 ESPが目指すのは、こうした研究を通じて失われた鳴き声を復活させることだ。「こうした文化的な復興は、この研究がもたらす恩恵の最たるものです」とラスキン氏。

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絶滅の危機にあるハワイガラス / image credit:public domain/wikimedia・動物の言葉がわかれば、人間とより良い共存ができる
 また、動物の言葉やコミュニケーションの理解が深まれば、彼らの飼育環境もっといいものにしたり、野生生物をもっと効果的に守ることができる戦略を考案したりできると期待されている。

 動物たちの声に耳を傾けることで、彼が今幸せなのか、それとも不幸せなのか知ることができるからだ。

 だがザカリアン氏の望みは、ただ動物の言葉を解読するだけでなく、それによって人類全体の文化をもっと優しいものにすることだ。

 「最終的には、同じ地球で一緒に暮らしているさまざまな生き物を、もっと尊重するような文化へと変えていきたいと思っています」

 研究者の熱意が実を結び、いつか動物たちの言葉や仕草の意味を理解できる日がくるかもしれない。

 最初は高度な知能とコミュニケーションを持つ動物たちが対象だが、いずれは身近な存在である犬や猫のペットなどの気持ちがわかるようになれば胸熱だ。
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