部下がやる気を失う上司の共通ポイントとは (1/2ページ)

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部下がやる気を失う上司の共通ポイントとは(*画像はイメージです)
部下がやる気を失う上司の共通ポイントとは(*画像はイメージです)

誰にでも仕事のやる気が出ない時がある。
極度に疲れていたり、プライベートで悩みが心配ごとがあり、仕事に身が入らないこともある。
しかし「常にやる気が出ない」ならば、それはもしかしたら職場や上司に問題があるのかもしれない。

職場には、「人がやる気になる職場」と「人がやる気を失う職場」がある。上司も同様だ。部下がやる気になる上司と、部下がやる気を失う上司である。その意味で「やる気」は個人の問題ではなく、職場の問題でもあるといえる。

■こんな会社と上司が社員からやる気を奪う

『こうして社員は、やる気を失っていく』(松岡保昌著、日本実業出版社刊)はこんな観点から、両者の違いを明かし、マネジメント層に向けて改善策を授ける。

多くの企業は、社員のやる気を高める取り組みをしており、その中には有効なものもある。ただ、同様に社員のやる気を奪う会社の取り組みや上司の態度もまたあるのである。それらに無自覚なままでは、社員のやる気を高めようとしてもその作用は弱まってしまうか、無効化されてしまう。

まずは自社の状況を把握して、モチベーションを下げる要因=「やってはいけないこと」をしないようにするほうが、優先順位は高いのです。(P7より)

■何があってもキーボードを叩く手を止めない上司

社員のモチベーションを下げる要因は組織にあることもあれば、上司にあることもある。
たとえば部下が「ちょっといいですか?」と相談を持ちかけた時、上司の反応としてよくあるのが、「ん?何?」と話を聞くそぶりを見せながらも、視線はパソコンや読んでいる資料から離さない、というもの。仕事の手を止めることもないし、部下を見ることもない。

これはテレワークでも同様だ。オンラインで行った会議の後に、部下が相談を持ちかけ、上司は聞くそぶりはするものの、部下が話している間中、キーボードを叩く音が止まず、上司は明らかに別の作業をしている。

上司からすると「聞いているんだからいいじゃないか。

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