相続で資産を減らさないために 地主に必要とされる「経営者の視点」とは (1/2ページ)

新刊JP

『地主の決断 これからの時代を生き抜く実践知』(サンライズパブリッシング刊)の著者・松本隆宏さん
『地主の決断 これからの時代を生き抜く実践知』(サンライズパブリッシング刊)の著者・松本隆宏さん

資産として土地を所有している地主にとって、日本の高い相続税率は悩みの種。土地を活用せずに遊ばせたままでは「相続が三代続くと財産がなくなる」という言葉の通り、相続を重ねるごとに資産が減っていってしまう。

そうならないためにも、土地を活用し、土地から収益を得ることが必要、と説くのが『地主の決断 これからの時代を生き抜く実践知』(サンライズパブリッシング刊)だ。

今回は著者の松本隆宏さんにインタビュー。地主をとりまく厳しい環境と、それに負けないための方策、そして地主に必要とされる能力についてお話をうかがった。

■相続税を下げたかったら所有する土地の評価を下げよ

――相続の実情が詳しく書かれていて、その苦労が垣間見えました。「相続が三代続くと財産がなくなる」という通説はあながちまちがいではないと指摘されていましたが、土地を活用せずに遊ばせてしまっている地主は少なくないのでしょうか?

松本:そういう地主の方も多いのではないかと思います。

――所有する土地を活用せずに空地のままにしてしまっているということですか。

松本:駅前に駐輪場や駐車場がよくあるじゃないですか。地主さんがこういうスペースを運営していることはよくあるのですが、更地や駐車場・駐輪場だと、土地の評価額が高いので相続税も高いんです。逆に賃貸物件を建てて人が住むと評価額は下がり、相続税も下に振れるわけです。

――相続税を下げたかったら所有する土地の評価を下げた方がいいわけですね。

松本:そうです。現金だと評価が一番高くて、土地になると評価が少し下がり、駐車場になるとさらに下がり、賃貸マンションだともっと下がります。駐輪場や場を運営するのが悪いことではないのですが、相続税を考えると割高になってしまう。この様なことをしっかりと理解している地主さんは少ないのではないでしょうか。

――また地主に「経営者の視点」を持つことの大切さを説いています。

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