三葉虫が2度の大量絶滅を生きのびた理由を解明。その秘密は体の構造にあった (2/4ページ)

カラパイア

第三の目があるという点でも変わっているのだが、ほかにも体節の数が18~22節と個体によって差があるという特徴まである。

[画像を見る]

アウラコプレウラ・コニンキイの化石 / image credit:Nigel Hughes / University of California, Riverside.

 その不思議さを実感するには、こう考えるといい。

 人間の場合、背骨の数は24本と決まっている。これはどんなに背が低い人も、背が高い人も”基本的”には同じだ。ところが、アウラコプレウラは個体によって、それがバラバラなのだ。

 問題はその理由だ。体節の数が増えることに何かメリットがあるのだろうか?

 マドリード・コンプルテンセ大学とカリフォルニア大学リバーサイド校の古生物学者チームは、その謎に迫っている。・体節を増やすと身を守るために丸くなれないのになぜ?
 現代のダンゴムシは、危険にさらされると体をボールのように丸めて身を守ろうとする。 硬い殻を外にして、弱点のお腹を敵に見せないようにするのだ。

 じつは三葉虫もまた同じようにして身を守ることができる。このボールのような姿勢になると、尾が頭の下にピタッと収まり、柔らかい部分を隠すことができた。

 だが今回作成された3Dモデルからは、アウラコプレウラの場合、体節が増えたおかげで、尾板が長すぎて頭の下に収まりきらないことがわかっている。

 以下のGIFは、一般的な体節を持つ三葉虫の若い個体ので、防御態勢に入ったときに頭部の下側と尾板がぴったりとフィットする。だがアウラコプレウラはこうはならない。尾がはみ出てしまい完全に丸くなれないのだ。
「三葉虫が2度の大量絶滅を生きのびた理由を解明。その秘密は体の構造にあった」のページです。デイリーニュースオンラインは、社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る