三葉虫が2度の大量絶滅を生きのびた理由を解明。その秘密は体の構造にあった (3/4ページ)
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image credit:Nigel Hughes - UCR・体節を増やすことで呼吸しやすくし、過酷な環境を生き延びていた
ならば、このような危険をおかしてまで、あえて体節を増やしたのだろうか?
ここで注目すべきなのが、体節の下にあるもの「脚」である。じつは三葉虫の脚はエラとしての役割を果たす。つまり呼吸器の一部なのだ。
そのため、体節が増えれば、それだけ呼吸しやすくなる。
このことから研究チームは、アウラコプレウラは体節を増やすことで、酸素の少ない海底でも生きることができたのではと考えている。
そうした酸素の乏しい環境に、危険な捕食者は近寄ることができない。だがアウラコプレウラはエラが余分にあるため、酸欠にならずにそこで暮らすことができたのかもしれない。
三葉虫は、地球上で過酷な環境を生き抜くのに必要なのは、柔軟に環境に適応する力であることを我々に教えてくれているのかもしれない。