うれしいニュース。絶滅したと思われていた先史時代の鳥「タカヘ」がニュージーランドの野生に戻る (2/5ページ)
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・絶滅宣言されたが生き残りを発見し、復活へ向けた取り組み
ニュージーランドにとって、野生のタカヘの帰還は、回復へ向けた地道な努力が、着実に実を結んでいることを意味する。
タカヘはかつて絶滅が宣言された鳥でもある。
もともと個体数が減っていたが、ヨーロッパからの入植者がオコジョ、ネコ、フェレット、ネズミなどの動物を持ち込んだことで、壊滅的な打撃を受け、1898年に正式に絶滅が宣言された。
ところが1948年に生き残りが発見された。それから彼らを復活させる取り組みが始まった。現在では500羽まで回復し、毎年8%ずつ増えている。
保護活動がはじまった当初、卵が肉食動物に食べられるのを防ぐため、まずは卵を集めて人工孵化が行われていた。
ヒナが孵化すると、飼育係が親鳥に似せた赤いクチバシ付きの靴下を手にかぶせてエサを与えた。
さらに飼育下での繁殖がはじまると、ニュージーランド自然保護局の支援の下、いくつかの保護区や国立公園に少しづつ放された。
このとき、ネコ科やフェレットといった、タカヘを狙う動物を排除することがとても重要なことだったという。
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・タカヘ、再びニュージーランドの自然に戻る
マオリ族の一部族であるナイタフの長老オレガン氏は、「この大きな鳥が、1世紀ぶりにこの地に颯爽と戻っていく姿ほど美しいものはないよ」と語る。