ビジネスシーンでの雑談 6つのNG事項 (1/2ページ)
営業の糸口として、そして商談の皮切りとして、「雑談」はビジネスにつきもの。これによって場の雰囲気を和ませたり、自分に親しみを覚えてもらうことができれば、「本題」が受け入れられやすいというわけだ。
よくあるのが「天気」のネタだろう。
「今日は暑いですね」「ここ最近、朝晩が冷えますね」といった天気のネタは、NGがなく、自己開示をする必要もない。だから切り出しやすいが、その話自体に特に意味はない。
こうした「雑談」は相手との距離を縮める上で大切だが、単なる世間話やおしゃべりで終わってはもったいない、とするのが『世界の一流は「雑談」で何を話しているのか』(ピョートル・フェリクス・グジバチ著、クロスメディア・パブリッシング刊)である。
というのも、日本では雑談力は「おもしろい話をする力」とされるが、ビジネスの現場ではそれでは不十分なのだ。実際、世界基準のビジネスの現場では「明確な意図を持ち、そこに向かって深みのある会話ができる人」こそが「雑談のうまい人」とされるからである。
たとえば、話のとっかかりとしての「天気の話」だが、こういうあたりさわりのない雑談は、基本的に海外にはない。特にヨーロッパのビジネスシーンではたとえ雑談であっても自己開示を伴うことが多いという。その方が警戒心を解きやすくなり、お互いの心理的な距離を縮められるからである。
「How are you?」と聞かれて、「I‘m fine」と答える英語の定型句があるが、こんな当たり障りのない会話ではなく「調子いいですよ。このあいだ出世しました」「最悪です。仕事が忙しすぎます。ボスがバカなんです」というように、自己開示を伴ってこそ、自分はどんな人間なのかをわかってもらうことができ、相手の人間性も明かしてもらえるのである。
■国際ビジネスシーンでの雑談 6つのNG事項ただし、自己開示をするといっても、どんなことでも話したり聞いたりしていいわけではなく、NGな雑談もやはりある。