「老後まで待たなくても良い」高円寺から富山県朝日町へ。アラサーで地方移住した女性が田舎暮らしで見つけたもの (3/4ページ)
――家族や友達がいない環境へ行くことへの不安などもありませんでしたか?
友達がいない環境に行くことは別に全く不安じゃなかったんですが、ご近所さんによそ者扱いされて受け入れられなかったらどうしよう……みたいなところは、若干不安ではありました。
でも、一回朝日町に行った時に、今住んでる家の近くの農家さんとかともちょっとお話ししたりしたんですよね。その時に、何となく話した人みんな良い感じの人だったなっていう印象があったので、「もし何かあっても、この人たちに頼れば何とかなるかもしれない」という安心感があって移住できたっていうのはあります。
――移住前後の生活で一番変わったことは何ですか?
時間の流れ方がゆっくりになったことですかね。朝のんびり畑をいじっている時間とか、仕事終わりに海を眺めている時間とか……。そういう心地良いなって思える空間が身近に増えたというのは良い点かなって思います。
あとは、お酒の量がすごく減りました。高円寺に住んでいた頃は暗い気持ちを紛らわすようにお酒を飲むこともあったんですが、そういうことは全くしなくなりました。家でもあまり飲まなくなりましたね。
――東京にいると、情報に左右されることも多いと思うんですが、そういった部分は移住されてから変わったりしましたか?
車移動になって電車広告を見る機会が無くなったので、脱毛しろとか、痩せろとか、“こうしなきゃいけないんだ”と思わせられるような、広告から与えられる影響を受けなくなったので、人生に焦らなくなった気がします。
今でも漠然とちょっと不安だなって思ったりすることはあるので、移住すれば全部解消される、みたいなことは全く無いんですけど、前よりは楽になったんじゃないかなという気はします。
――移住してから気づいたギャップはありますか?
いつも買っていた服のブランドが富山に無かったり、本屋はあるけど、雑誌とか雑貨が多くて有名な文庫本以外あまり置いていなかったりすることですかね。自分が好きだった本屋さんみたいなのが無いのはちょっと寂しいなって思うんですが、本は東京に行った時にたくさん買って帰るようにしています。