「老後まで待たなくても良い」高円寺から富山県朝日町へ。アラサーで地方移住した女性が田舎暮らしで見つけたもの (1/4ページ)
がむしゃらに頑張っていた20代。でも、なんだか10代の頃に憧れていた自分と、今本当になりたい自分は違うのかも……。ふと立ち止まって、「このままここで生きて良いのかな?」と考えることがある人も多いかもしれません。
海辺の町で猫と心穏やかに暮らすなつめさんもその一人。コロナ禍で自分にとっての幸せとは何かを考えたという彼女は、「自然豊かな環境で心穏やかに暮らしたい」という答えに辿り着き、実際に東京の高円寺から富山の朝日町へと移り住んで新たな生活をスタートさせました。
“日本海側の海辺の町に住みたい”“視界を遮るものが何も無い、広々としたところに住みたい”という漠然とした理想は、やがて現実へ。アラサーから新しい居場所と環境で生きるために、必要な最初の一歩は何なのでしょう?
■老後まで田舎移住を待たなくても良い
――なつめさんが東京から地方への移住を考え始めたきっかけは何なのでしょう。
2020年のコロナ禍くらいから、周りで二拠点生活や多拠点生活をする人が増えたんです。Webディレクターをしている友人も移住してフルリモートで仕事していたりして、そういう人たちの暮らしをSNSで見ていると、すごく豊かで良いなと思って。
将来的に老後はのんびり田舎で暮らしたいな、とは元々考えていたんですが、周りの友人たちを見て“老後まで田舎移住を待たなくても良いんだ”と思ったのが、移住を考え出したきっかけですね。
――元々、田舎での暮らしに憧れはあったんですね。
生まれも育ちも東京で、社会人になってからは阿佐ヶ谷、高円寺に4年くらい住みつつも、土日や長期休みの間は一人で奥多摩の方へ行ってキャンプしたり、埼玉の山に登ったりしていたんです。
東京の高円寺でワンルームに高い家賃を払って、土日に自然を求めに行く生活に違和感があって……。それなら自然豊かな環境に住みたいと思ったことも移住を決めたきっかけですね。
――田舎暮らしに富山の朝日町を選んだ理由を教えてください。
まず、田舎で暮らしたいなって思った時に、太平洋側ではなく、日本海側の海辺の街に住みたいなという理想が漠然とあって。