外来種の二枚貝のおかげで行方不明の難破船が128年ぶりに発見される (2/4ページ)

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もう今日は終わりにしなくてはと思っていたところでした」

 そのとき水中ドローンがなにか大きなものをとらえたため、ロボットカメラを送り込み、もっとよく観察しようとした。

 カメラがとらえたのは、撮影していた貝が密集した映像だったが、フレームに影が入り込み、撮影チームは驚いた。

「近づくにつれて、はっきりと見えてきました。突然、とんでもないものが目に入り、思わずワオ!と叫んでいました。それは沈没した木造の蒸気船だったのです」メルニック氏は語る。

「とても古い船でしたが、信じられないほど完璧な状態で残っていました」

 ふたりの映画製作者をヒューロン湖にいざなった外来種のムール貝は、彼らよりも先にこの埋もれたお宝を発見していたようだ。

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船を覆っていた外来種のクアッガガイが難破船の識別に役立った

「水深100メートル近い場所で、照明を追加することなく沈没船を見ることができたのは、グアッガガイのおかげでした」メルニック氏は言う。

 グアッガガイははウクライナの黒海北西部を原産とする二枚貝だが、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、ロシアに幅広く移入した外来種だ。

 蒸気船はびっしり貝に覆われていて、難破船の識別に役立ったが、このままの状態だと最終的には船は破壊されてしまう。

 メルニックたちは、その大きさと周囲で見つかった石炭から、この船がアフリカ号であることを特定できた。

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