ラクダを見れば夫婦円満!?江戸時代、日本に初めてラクダが上陸した日 (2/3ページ)
身の高さは九尺、長さ二間。頭は羊に似てうなじが長く、耳は垂れて、足には三つの節があり、背中は肉峯があってまるで鞍のようでした。
一度に飽きるほど食べて、四~五日は何も食べなくても平気。1日に百里歩くことができたようです。また水脈を当てる天性がある。小便は、冷湿、はれ病の薬になる。毛は疱瘡のまじないになり、悪魔よけになるなど、利点が多くありました。
ラクダは夫婦仲いいことから、“ラクダを一目見れば、夫婦円満になること間違いなし”などとの風評も広がりました。
江戸の両国広小路では、三二文の観覧料にもかかわらず、見世物小屋は押すな押すなの大盛況。この頃から、夫婦が仲良く連れたって歩くことや、体が大きくても鈍い人のことを「ラクダ」と呼ぶようになったとか。
1824年、京都で興行後、中山道を江戸へ向かう途中、香具師が病気になり伏見宿の旅籠三吉屋で3日間滞在しました。そのうわさを聞き、ひと目見ようと2000人もの人が近隣から押し寄せて大騒動となったそうです。
見世物のらくだを興行前に人目にさらさないように、移動はいつも夜に行われました。