ラクダを見れば夫婦円満!?江戸時代、日本に初めてラクダが上陸した日

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ラクダを見れば夫婦円満!?江戸時代、日本に初めてラクダが上陸した日

以前Japaaanでは、江戸時代にやって来た象についてお話させていただきました。

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今回は、江戸時代に、日本にやって来たラクダについて紹介させていただきます。

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1821(文政4)年6月、オランダ人の手によって、日本に初めてラクダが上陸しまっした。ラクダはアラビア産で牡は4歳、牝は5歳。二頭は長崎から山陽、東海道を巡業して回り、江戸へ下ったそうです。

身の高さは九尺、長さ二間。頭は羊に似てうなじが長く、耳は垂れて、足には三つの節があり、背中は肉峯があってまるで鞍のようでした。

一度に飽きるほど食べて、四~五日は何も食べなくても平気。1日に百里歩くことができたようです。また水脈を当てる天性がある。小便は、冷湿、はれ病の薬になる。毛は疱瘡のまじないになり、悪魔よけになるなど、利点が多くありました。

歌川国安『駱駝之図』

ラクダは夫婦仲いいことから、“ラクダを一目見れば、夫婦円満になること間違いなし”などとの風評も広がりました。

江戸の両国広小路では、三二文の観覧料にもかかわらず、見世物小屋は押すな押すなの大盛況。この頃から、夫婦が仲良く連れたって歩くことや、体が大きくても鈍い人のことを「ラクダ」と呼ぶようになったとか。

1824年、京都で興行後、中山道を江戸へ向かう途中、香具師が病気になり伏見宿の旅籠三吉屋で3日間滞在しました。そのうわさを聞き、ひと目見ようと2000人もの人が近隣から押し寄せて大騒動となったそうです。

見世物のらくだを興行前に人目にさらさないように、移動はいつも夜に行われました。

京都で興行後、中山道を江戸へ向かう途中、香具師が病気になり伏見宿の旅籠三吉屋で3日間滞在しました。

江戸での興行の後、北陸から岐阜を経て名古屋へ入り、1826年11月1日から大須の東門前で見世物になったようです。

その後ラクダ興行は10年余りに亘り、メスが尾張で、その3年後にオスが大阪で亡くなったそうです。

南の国から、はるばるやってきたラクダの夫婦、異国の地で大いに人気を博したのでした。

参考:川添裕『江戸にラクダがやって来た』(2022 岩波書店)

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