170年前に沈んだ難破船から引き上げた海底熟成シャンパン、そのお味は? (2/5ページ)
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海に沈んだ難破船から発見された170年前のシャンパンのコルク / image credit:Visit Aland・試飲後、あまりのおいしさに値段が跳ね上がる
ボトルの発見から2年後の2012年、船が発見されたオーランド諸島マリエハムンで開催されたオークションでは、11本のボトルが総額15万6000ドル(当時の為替で約1240万円)で落札された。
ヴーヴ・クリコの最高落札価格は1万5000ユーロ(約150万円)だった。
だがそれは、ボトルの中身が専門家によって分析され試飲される前のこと。現在の価格は、なんと19万0000ドル(約2780万円)である。
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・海底熟成により世界最高のシャンパンと称されるそのお味は?
フランス、ランス・シャンパーニュ・アルデンヌ大学の食品生化学者フィリップ・ジャンデ氏は、その味わいを分析し、次のように報告している。
「170年間、深海の完璧に近い条件で熟成された後、シャンパンは眠りから目を覚まし、ワイン造りの物語の一章を語ってくれた」『PNAS』(2015年4月20日付)
ジャンデ氏は、マイクロシリンジからほんの一滴だけ試飲、すると香りが試飲後3、4時間口の中に残ったという。その味わいについて「こんなシャンパンは生まれて初めて」と述べている。