【新刊発売】ぼくたちは、未来に向かって、縄文の古層へ旅をする『新版 縄文聖地巡礼』12月19日刊行 (2/4ページ)

バリュープレス




【目次】
なにを、どうつたえ、つくっていくのか
縄文とは何か
プロローグ 三内丸山遺跡からはじまった、ふたりの旅
第一章 諏訪
第二章 若狭・敦賀
第三章 奈良・紀伊田辺
第四章 山口・鹿児島
第五章 青森
エピローグ さらなる旅に向けて
旅のしおり


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3ODYxMiMzMjk3NjQjNzg2MTJfcFNOdWhzTERRdC5qcGc.jpg ]
【本文「なにを、どうつたえ、つくっていくのか」より】
2004年の秋から数年間かけて、ぼくは坂本龍一さんと一緒に、列島の各地に残る縄文遺跡を訪ねる、「巡礼」の旅をおこないました。日本列島に住んでいた先住民族のことをもっと知っておきたい、という彼の希望を受けての旅でした。
2001年にアメリカで起きた9・11の同時多発テロ事件の起こった直後から、坂本さんにはこの思いが強くなっていたようです。当時のメールにはこんなことが書かれています。「死ぬときは、母国語の通じるところで死にたいと思う。と同時に、日本人とはなにか? もっと知りたいと思う。この列島に住んでいた先人たちのこと、当時の自然環境、彼らの暮らしのことをもっと知りたい。それを知らないと、いまの自分が見えてこない気がする」。
9・11は、グローバル化した資本主義に覆われていく世界の現状を、ぼくたちに強烈に見せつけました。その事件に衝撃を受けた坂本さんが、縄文の世界を知りたいと強く願ったというところが、いかにも彼らしい発想です。彼は現在の資本主義や国家の先に出てくるはずの、新しい世界の原理を求めていましたが、そのヒントが、商品経済ならぬ贈与経済で動き、国家を持たない縄文の世界にひそんでいる、と直感したのでした。
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