2024年初よりケタミン点滴療法の新しい取り組みがはじまる:名古屋麻酔科クリニック (7/7ページ)

バリュープレス

」この言葉は、自己認識が主体と客体が一体となって初めて可能になるという考えを示しています。

10年以上前、私たちはケタミン点滴と催眠療法を組み合わせる治療法を試みましたが、期待した成果は得られませんでした。この方法では、点滴中に患者に言葉で暗示をかけるというアプローチを取りましたが、鈴木大拙の言葉を振り返ると、この方法が成功しなかった理由が理解できます。言葉による暗示は外部からの操作であり、無意識の深いレベルでの変化を促すには不十分でした。この経験から、心理療法の世界で外部からの操作ではなく、内面からの変化を促すアプローチの重要性が示唆されます。これは、認知行動療法からより内面的なアプローチであるマインドフルネスへの回帰が進んでいる現代の傾向と一致しています。マインドフルネスは、より深い自己洞察と無意識レベルでの変化を促す手段として注目されています。

ケタミン点滴療法の今後について
ケタミン支援心理療法としてのマインドフルネスは、自己洞察を通じてケタミンの効果を高め、深く掘り下げることを目的としています。マインドフルネスを取り入れることで、点滴のみの治療よりも効果が高まるという研究結果がありますが、今後のケタミン治療方針を考える上で、患者自身が行うアプローチとしてマインドフルネスを用いなくても、同様の洞察を導くことは可能ではないでしょうか。例えば、夢分析の手法を用いて、点滴終了後に患者から幻覚や夢の内容を聞き、無意識レベルでの対話を行うことで、短時間でも意味のあるやり取りが可能になります。これは力動的な精神療法で行える手法です。

ケタミン点滴中の幻覚や夢は副作用とされることもありますが、これらが現れない場合でも、治療の効果がないわけではありません。脳内でケタミンがさまざまな作用をしている中で、幻覚や夢が意識に現れなくても、薬理学的な効果は起きているのです。

2024年初から、名古屋麻酔科クリニックはケタミン療法の新たな段階に入ります。私たちは、従来の治療法の枠を超えて、患者の健康と幸福を支えるために新しい取り組みに力を注ぎます。この新展開では、患者一人ひとりのニーズに合わせた、より包括的なケアを提供することを目指しています。科学的な探求と革新的なアプローチの組み合わせを通じて、患者の生活の質の向上を実現しようとしています。



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