雑談のテッパン「天気の話」を最大限活用する会話術 (2/2ページ)

新刊JP

夏バテとか平気ですか?」

こうした問いかけには、相手が自分について語る糸口が織り込まれる。相手がそれに乗って話し始めれば、自然に会話は続いていく、というわけだ。一流の雑談は、どんな話題でも相手に焦点を当てることから始めるのである。

◾️三流の人は「あいさつ」でチャンスを逃す

ただ、「天気の話」は正確に言えば雑談の最初ではない。雑談にはもっと前がある。そう「挨拶」である。

三流の人の挨拶は、「こんにちは」「はじめまして」など、挨拶だけで終わる。もちろん会話は続かない。だから、気の利いた人はそこにひとこと付け加える。「はじめまして。お会いできて光栄です」といった具合だ。

ただこれではまだ一流ではない。「こちらこそ」と返されて、その後沈黙してしまうケースが多々あるからだ。

一流はひとことではなく「ふたこと」付け加える。
「はじめまして。お会いできて光栄です。噂はかねがねお聞きしております」
「こんにちは。いつも元気そうですね。私も見習わなきゃ」

この二言目の追加によって、会話のエンジンがかかりやすくなるのである。

会話で相手の心を掴んだり、信頼を得たりできるかによって、ビジネスの結果や規模、そしてキャリアの広がりは大きく変わってくる。

本書では、一流の人はどうやってそれを成し遂げているのかにフォーカスし、その秘訣を解説。会話下手から抜け出したい人のための教科書となる一冊だ。

(新刊JP編集部)

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