雑談のテッパン「天気の話」を最大限活用する会話術 (1/2ページ)

新刊JP

雑談のテッパン「天気の話」を最大限活用する会話術(*画像はイメージです)
雑談のテッパン「天気の話」を最大限活用する会話術(*画像はイメージです)

どんなに技術が発展しても、ビジネスの世界に人と人のやり取りは残る。普段の人間関係がいざという時に身を助けるというのは、きっと今後も変わらない。

それがわかっている人ほど、人間関係づくりを大切にする。むやみに人脈を広げるというのとは違う、ビジネスで役立つのは広さだけでなく「深さ」のある人間関係である。

◾️これぞ一流!「天気の話」を最大限利用する話術

そして人間関係のきっかけづくりも、維持も、秘訣は雑談にある。そして「一流」と呼ばれる人ほどその成功パターンを熟知している。『雑談の一流、二流、三流』(桐生稔著、明日香出版社刊)はそんなことを教えてくれる。

たとえば、雑談のとっかかりは、誰でも迷うもの。だからこそ天気の話など「あたりさわりのない話題」から切り出す。

ここまではまちがっていない。しかし、「天気の話」をどう次の会話に繋げるかが、一流と二流、そして三流を分けるという。どういうことだろう?

本書によると「今日は暑いですね」と天気の話を単純に語りだす人は三流。これでは「そうですね。本当に暑いですね」と返されたら、沈黙するか、別の話題を改めて振らなければならなくなる。これでは天気の話を切り出した意味がない、というわけだ。

では「二流」はどうかというと「今日は暑いですね。30℃を超えるそうですよ」と具体的な数字を出して、相手が話に乗りやすくする。これはこれでいいのだが、これも「30℃ですか、どうりで暑いと思った」くらいしか、相手は話すことがない。

これらの二流と三流の話には抜けている視点がある。それは「人は天気の話などさして興味がないこと」、そして「人が一番興味があるのは自分だということ」である。

人は自分に一番興味があり、自分のことを話したいと思っている。だから、天気の話題を出すにしても、相手が話しやすいテーマを織り込む。これが一流の人の雑談である。

「今日は本当に暑いですね。ちょっとエアコンが効きすぎですかね?大丈夫ですか?」
「今日は30℃を超えるそうですよ。

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