最大震度7「能登半島地震」47都道府県「次はここが危ない!」警鐘マップ【画像】日本全国「活断層」地震MAP「海溝型地震」危険エリア (3/6ページ)

日刊大衆

地質調査などで、過去、繰り返しずれ動いて地震を起こしたことが確認されている断層を活断層と呼ぶだけに、地震リスクが高いことは間違いありません」(全国紙科学部記者)

 政府の「地震調査研究推進本部」は主な活断層をランク分けしており、30年以内に地震が発生する確率が3%以上のエリアを、最も危険性の高いSランクに分類している(最終ページの図参照)。その中でも発生確率が8%以上で、特に危ない活断層帯が8つあるという。

「8断層帯では阪神大震災を起こした活断層帯の発生前より切迫度が高まっています」(前出の記者)

 それが最終ページの図内の「★」の活断層で、切迫度の高い順に、以下の通りだ。

★長野県=糸魚川ー静岡構造線断層帯の一部

★静岡県=富士川河口断層帯

★熊本県=日奈久断層帯の一部

★長野県=境峠・神谷断層帯

★愛媛県=中央構造線断層帯の一部

★長野県と岐阜県=阿寺断層帯

★神奈川県=三浦半島断層群

★広島県・山口県=安芸灘断層帯

 これら8つの活断層帯のうち、愛媛県のように流体との関係が気になるケースもある。

●新潟県中越地震や宮城内陸地震

 さらに、04年の新潟県中越地震や08年の岩手・宮城内陸地震をはじめ、これまで知られていなかった活断層がずれ動いて地震が起きるケースも相次いでいる。前出の梅田氏は、こう警鐘を鳴らす。

「能登半島も19年以前には完全にノーマークのエリアでした。解明の進んでいない未知の断層、地表に現れず地下に潜んでいる断層はあまたあり、どのエリアでも注意が必要です」

 危険ランクにかかわらず、危機感を持つべきだ。

■南海トラフ、首都直下、待ったなし!

 メガ級地震の代表が2011年の東日本大震災だ。活断層が動く「内陸型地震」に対し、こちらは海溝やトラフ付近で発生する

「海溝型(プレート境界型)地震」と呼ばれる。

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