これはなるほど!天皇陛下の称号について。「後」がついているのに「前」の天皇がいない5人の謎 (3/3ページ)

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ならばどうして、彼らの称号にはいきなり「後」がついたのでしょうか。

別名を見てみると……

第100代・後小松天皇(画像:Wikipedia)

歴代天皇陛下の称号を調べてみると、いきなり「後」がついた天皇陛下に対応する天皇陛下は、別の称号(カッコ内)がついていたのでした。

後深草天皇→第54代・仁明天皇(深草帝)

後小松天皇→第58代・光孝天皇(小松帝)

後柏原天皇→第50代・桓武天皇(柏原帝)

後奈良天皇→第51代・平城天皇(奈良帝)

後水尾天皇→第56代・清和天皇(水尾帝)

だからいきなり「後」がついたように見えたのですね。

しかしそれなら、なぜ例えば後深草天皇は「後仁明天皇」とならなかったのでしょうか。

というのも、実はこちらの天皇陛下は生前の事績を表して贈られたものだからです。

深草・小松・柏原・奈良・水尾。これらはいずれも地名であり、陵墓や在所を示しています。

他の天皇陛下についても、多くがその前例にならって「後」を贈られたのでした。

後醍醐天皇のように、生前から「醍醐天皇を尊敬しているから、自分の諡号は『後醍醐天皇』にしてね」と決めておく例外もいますが……。

今後も天皇陛下の称号について、色々調べて紹介したいと思います!

※参考文献:

皇室事典編集委員会編著『皇室事典』角川学芸出版、2009年4月 志村有弘 編『天皇皇族歴史伝説大事典』勉誠出版、2008年12月

日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan

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