盤石の２強だったキャスター陣に、大きな変化が訪れようとしている。新たな“公共放送の顔”はいったい!?

「今、ＮＨＫ女子アナの“勢力図”が塗り替わろうとしているんです。なんせ、あの２トップの席が空きそうなわけですから」（民放関係者）

　ＮＨＫの絶対的エースとしてトップに立っていた和久田麻由子アナ（３５）の第二子妊娠が報じられたのは、つい先日のこと。キャスターを務める『ＮＨＫニュース７』を３月末に降板する方向で、すでに周囲には報告済みとの話も出ている。

「『紅白歌合戦』の司会や東京五輪の開会式の中継を担当するなど、局を代表する彼女が第一線を退くとあって、衝撃が広がっています」（ＮＨＫ関係者）

　同じく長年、同局を牽引してきた桑子真帆アナ（３６）にも動きがありそうだ。

「２０２１年に俳優の小澤征悦と結婚した桑子アナですが、ここ最近“妊活を本格化するのでは”との噂があります。今年２月で『クローズアップ現代』を担当して２年目。年齢的にも今が一番いいタイミングなんですよね」（前同）

■山内泉が最右翼

　和久田アナに続き桑子アナも戦線離脱 ？となると、ぽっかり空いたトップの座を、各所で活躍中の女子アナが奪い合うことになりそうだ。次なるエースアナ候補は、いったい誰なのか。まず、その座に最も近いとされているのが、山内泉アナ（２９）だ。女子アナウォッチャーの丸山大次郎氏は「文句なし、“ポスト和久田”の貫禄です！」と絶賛し、こう語る。

「民放アナに求められる素質は、報道・バラエティ・スポーツと、さまざまなジャンルをこなすタレント力です。一方で、ＮＨＫアナは、アナウンサーとしての確かな技術、落ち着いた雰囲気が求められます。加えて、老若男女の視聴者に好かれるかどうか。山内アナは、すべてをクリアしていますね」

　それに、彼女の経歴には「上層部の期待が、はっきりと表れている」と、丸山氏は言う。

「ＮＨＫには、出世までの分かりやすい道筋があります。入局後、まず地方に配属される。エース視されているアナは３～４年で東京に戻されるんです。和久田アナも１１年に入局し、岡山放送局に配属、１４年に東京に異動となり、『ＮＨＫ　ＮＥＷＳ　おはよう日本』のメインキャスターに抜擢されました」

　山内アナも和久田アナの経歴をなぞるような道を歩んできた。１７年に入局、金沢放送局で勤務した後、２１年に東京異動を果たす。すぐに『おはよう日本』の担当になり、２２年には和久田アナの後任として、『ニュースウオッチ９』のメインキャスターに抜擢されている。

「現在は『ニュース７』のサブキャスターを務めている山内アナは、元日に発生した能登半島地震で津波警報が発令されると、“今すぐ可能なかぎり高い所に逃げること！”と絶叫。その報道姿勢に評価が高まりました」（芸能記者）

■帰国子女の川崎理加

　次点では、『ニュース７』で隔週月～木曜のフィールドキャスターを担当している川崎理加アナ（２９）の名前が挙がる。

「帰国子女でＴＯＥＩＣのスコア９９０点満点という才女ながら、それを鼻にかけない清楚な雰囲気。インテリな経歴と反する、むっちりボディも、オヤジ人気が高い理由の一つです」（前同）

■ワンサイズ小さい服の井上あさひ

　過去には桑子、和久田とともに“３トップだった時代もある”と称された井上あさひアナ（４２）も、視聴者の目をクギづけにした一人だ。

「１１～１４年には、『ウオッチ９』メインキャスターを担当していました。スレンダーボディを強調するタイトな衣装が毎回話題で、わざとワンサイズ小さい服を着ているのでは？　と、まことしやかに囁かれたほどです」（前出の丸山氏）

　直近の出演は５分間のラジオ番組のみ。

「エース争いからは外れている」（前同）との声もあるが、巻き返しに期待したい。

■首藤奈知子は安定した地位

　安定した地位を築いているのが首藤奈知子アナ（４４）。２２年から『おはよう日本』で、６～７時台のメインキャスターを担当している。

「ＮＨＫの報道アナらしい落ち着いた雰囲気が魅力。しかし、若い頃は座るとデルタゾーンが見えるワンピにロングブーツという、刺激的な衣装で出演していたこともありました」（スポーツ紙記者）

■『ブラタモリ』歴代アシスタント浅野里香

　一方、“ポスト桑子”には２人の名前が挙がる。

「桑子アナもそうであったように、エースの登竜門とされる『ブラタモリ』の歴代アシスタントの林田理沙アナ（３４）と浅野里香アナ（３０）です。浅野アナは街ブラをする中で、後ろからカメラで狙われた、無防備なむっちりに定評がありました」（前同）

　現在は『あさイチ』のリポーターや『はやウタ』の司会を担当している浅野アナだが、「やはり林田アナの勢いのほうが圧倒的」と、丸山氏は言う。

■林田理沙に軍配

「林田アナは浅野アナより理想的な出世コースを歩んでいます。なんたって、２３年から『ウオッチ９』のメインキャスターに就任していますからね」

　東京藝術大学音楽学部卒で、絶対音感の持ち主という特異な経歴ばかりでなく、年から不定期で放送されている『植物に学ぶ生存戦略　話す人・山田孝之』での“勘どころの良さ”も魅力だという。

「ノースリーブの黒い衣装で、ゲストの岡田将生から目隠しをされ、官能的な表情を見せました。他にも太った男性をナマ脚で踏みつけたりしているんですが、その姿が妙に真面目で面白い。山田孝之と絡んでも、負けずに存在感を示せるのは、すごいことです」（前同）

　バラエティ力もあり、“ポスト桑子”は林田アナに軍配が上がりそうだ。

■杉浦友紀はスポーツアナ筆頭

　スポーツアナも花形である同局には、“ある法則”が存在する。

「スポーツ番組は男性視聴者をターゲットに絞っているからか、担当アナは皆、巨乳なんです」（同）

　その筆頭が、かつて『サタデースポーツ』『サンデースポーツ』のキャスターを担当していた杉浦友紀アナ（４０）だろう。

「どんな衣装でも際立ってしまう巨大山脈で、テレビの前から動けなくなった中高年男性が続出しました」（テレビ誌ライター）

　ただ、アナウンス力には若干の懸念があるようだ。２１年に行われた東京パラリンピックの開会式の実況を担当した際、そのつたなさにＳＮＳで批判の声が上がったことも。

■副島萌生も人気

「そもそも、スポーツアナは大成しにくい傾向があります。ただ、そんな中で副島萌生アナ（３２）は、新しいスポーツアナの道筋を示してくれる貴重な存在です」（丸山氏）

　かつて杉浦アナの後任として『サタデー～』に出演していた当時は、タイトなノースリーブドレスで男性の人気を集めたこともあったが、現在は『おはよう日本』のサブキャスターに転身し、スポーツから離れている。

「そのため主婦層の人気も出てきました。オヤジから主婦まで網羅するなんて、すごい振り幅ですよね。今でも、ヨガコーナーを担当し、きっちり揺らしています」（前同）

■中川安奈はプライベートをインスタグラムにアップ

　そんな中、今、最もフレッシュな注目すべきスポーツアナは、中川安奈アナ（３０）だろう。

「公共放送のアナにもかかわらずＳＮＳ使用を許されており、プライベートをインスタグラムにアップするなど、特異な存在です。

●Ｘにもまるでグラドルな写真

　また、番組のＸ（旧ツイッター）にも写真がアップされ、まるでグラドルのよう。“峰不二子ボディ”として、ネットニュースに取り上げられることも」（同）

　慶應義塾大学在学中は、『ミス慶應コンテスト２０１５』のファイナリストに選出されるなど、タレント気質もあった彼女。民放なら当たり前の“ミスコン出身者”だが、ＮＨＫでは珍しい。

■浅田春奈ミスコン出身者

　他には、現在は名古屋放送局に勤務する浅田春奈アナ（２７）も、その一人。

「彼女は『ミス日本女子大学グランプリ』出身です。ネット番組に女子大生タレントとして出演したり、ファッション誌『Ｒａｙ』の読者モデルをしていたこともあります」（ファッション誌編集者）

■赤木野々花は歌番組でノースリーブドレス姿

　歌番組でのノースリーブドレス姿が印象的な赤木野々花アナ（３３）も、大学在学中に「浴衣美人コンテスト」の準グランプリに輝き、日本テレビのイベントコンパニオンの経験もある。

　ＮＨＫの採用の傾向も、ここ１０年で変化しているのかもしれない。

■有働由美子と近い鈴木奈穂子

　最後に、丸山氏がフリーになった後も活躍を続ける有働由美子と近いものを感じているのは、鈴木奈穂子アナ（４２）だ。

「明石家さんまが理想のタイプとして、２度も名前を挙げたことのある美貌の持ち主。そのうえ、育休を経て、『あさイチ』の司会に抜擢されたことで知名度が全国区になり、主婦層から絶大な支持を得ています。

　アラフォーにして、エース争いに食い込む馬力は見逃せません」

　女王の座は、誰の手に!?

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※名前の右はＮＨＫに在籍していた期間