ちょっと短絡すぎるぞ!藤原道長、とある試験結果に逆上し試験監督をまさかの拉致!【光る君へ】 (2/4ページ)

Japaaan

橘淑信を詰問する道長(イメージ)

「……そなた、先日の試験でわしが推薦した甘南備永資(かんなびの ながすけ)を落としたな?」

その永資は式部省の採用試験(省試)を受けた(応試した)のですが、残念ながら落第してしまったのでした。

「いかにも。それが何か?」

試験監督を務めた淑信は、毅然として答えます。

もちろん、道長の真意は百も承知です。しかしながら、それで試験をねじ曲げては国家の命運を傾けてしまいかねません。

何せ式部省は官僚の養成機関。私情や利害によって、能力の及ばぬ人物を入れる訳には行かないのです。

「今からでも遅くはない。試験を『きちんと直して』、永資に『正当な結果』を伝えよ!」

これを断れば、どうなるか分かっておろうな……道長は凄みますが、これで怯むような淑信ではありません。

「断る!お気に召さねばいかようにもなされませ。されど天地神明に誓って、能力の及ばぬ者を及第させる訳には参りませぬ!」

「おのれ、吐(ぬ)かしおったな!我らに逆らった者がどうなるのか、思い知らせてくれるわ!」

……と鼻息荒くいきり立った道長。しかし誰かが通報したのか、淑信に対する制裁は未然に防がれたのでした。

「バカもん!何をしておるか!」

止めたのは道長の父・藤原兼家。

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