ちょっと短絡すぎるぞ!藤原道長、とある試験結果に逆上し試験監督をまさかの拉致!【光る君へ】 (3/4ページ)
こんな露骨なことをしては、家名に傷がついてしまいます。
「あのな。試験官を拉致して脅せば、結果を覆せると思ったか?それが世間にバレないとでも?」
「……そこまで考えていませんでした」
「発想を変えよ。永資が式部省に落第したなら、及第した者を取り込むんじゃ。さすれば、少なくとも波風は立つまい」
「はい」
かくして事件はひとまず落着。その後、淑信の身に危険は及ばなかったことでしょう。多分。
その後、永資は?
ちなみに、式部省に落第してしまった甘南備永資ですが、その後に右衛門少尉(うゑもんのしょうじょう)となりました。
長徳3年(997年)には某丸(なにがしまる)率いる強盗団を捕縛します。
さらに近江国へ逃れた残党を追捕するため、左衛門志(さゑもんのさかん)である錦為信(にしきの ためのぶ)らと共に派遣されたそうです。
右衛門府の三等官(じょう)と左衛門府の四等官(さかん)。何だか対立しそうな気がしますが、ちゃんと力を合わせられたのか気になりますね。
果たして残党らを一網打尽に出来たかはともかく、永資が式部省よりも荒事方面に向いていたのは間違いなさそうです。