やりたいことが、いつも"中途半端"に終わっちゃうあなたに。専門家の《秘訣》を紹介します。 (2/3ページ)

東京バーゲンマニア

人生のビジョンから長期目標→中期目標→短期目標→目の前の目標まで、すべてがつながっていることがポイントです。

3つ目は「未来を変える今すぐの行動」。

自転車を漕ぐ時と同じで、行動も最初の一歩が一番パワーを使います。その最初の一歩を小さくすることで、軽やかに動き始められるようになります。著者の吉武さんは、本書の「執筆」という大きな行動を「前日までに、明日の朝、書き始める1文をノートにメモしておく」などの小さな行動にしたことで、タイピングが進んでいったそうです。

「大」→「小」の「分解」がカギ

目標、時間、タスクを分解して自分が行動しやすいようにすることが、目標達成に向けて動き続けるカギになります。

はじめに、「どう生きたいのか?」「後悔しない人生とは?」「大事にしている価値観は?」を言葉にします。続いて、これらの「ビジョン」(価値観)から「1年目標」(得たい結果)を書き出します。

そして「1年目標」→「3カ月目標」→「1カ月目標」→「1週間・1日目標」というように、「大」から「小」へ分解していきます。

たとえば1年目標が「資格試験合格」の場合、次のように分解していきます。

1 3カ月後、何を達成していたいか? → 試験範囲を一通り勉強した状態になる

2 成果として何を得たいか? → 問題集を2回繰り返す(300問×2回)

3 達成するための具体的な方法 → 平日1日あたり5問解く(目安1時間) など

4 ゴールから逆算してマイルストーン(中間目標地点)を置く → 1カ月200問解いている

5 タスクを細分化する → 平日5時に起きる、1時間早く家を出てカフェで5問解く など

「今年こそは○○○!」という目標の立て方をしがちですが、長期目標には「1年でできることを過大評価しすぎる」「後回しにしてしまう」などのワナが潜んでいるそうです。目標や夢というふわっとした塊を分解していくことで、今、何をしたらいいのかがはっきりします。この「分解術」について、本書ではくわしく紹介されています。

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