株式会社タイコーと鈴鹿工業高等専門学校、マンション排水管におけるバイオフィルム抑制技術を共同開発し合同発表会を開催 (1/2ページ)

バリュープレス

独立行政法人国立高等専門学校機構のプレスリリース画像
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 株式会社タイコー(以下「タイコー」)と鈴鹿工業高等専門学校(三重県鈴鹿市 校長:竹茂 求 以下「鈴鹿高専」)はGEAR5.0プロジェクト※を進める中で、小山工業高等専門学校の協力を受けて、マンション排水管におけるバイオフィルム抑制技術を共同開発し、2月20日(火)株式会社タイコーCSC技術開発センターにて合同発表会を開催しました。今回の開発技術は、マンション排水管の衛生環境を改善し、快適な住環境の実現に貢献するものと期待されます。

◆技術概要

 開発した技術は、抗菌剤配合エポキシ樹脂を排水管内壁に塗装することによりバイオフィルムの形成を抑制するものです。共同研究では、実際の住宅内での排水状況に近い配管実験設備を設置し、6種類の排水管内壁状況を設定して、一定期間排水試験を行いました。その結果、抗菌剤配合エポキシ樹脂塗装表面は原管表面と比較してバイオフィルム付着量が大幅に減少することが確認されました。


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4MDM5NCMzMzM4MTAjODAzOTRfbUlNV1pOZVBZRC5qcGVn.jpeg ]

 ◆技術の社会貢献と今後の展開

 排水管内のバイオフィルムは、悪臭や詰まりの原因となるだけでなく、健康被害を引き起こす可能性もあります。今回の技術開発は、マンション排水管の衛生環境を改善し、快適な住環境の実現に貢献するものと期待されます。タイコーは、今回の技術開発成果を活かし、マンション排水管の「抗バイオフィルム化」を推進していきます。高専機構は、今後も産学連携による技術開発を支援し、社会課題の解決に貢献していきます。

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