8600年前のパン生地がトルコの古代都市で発見される (1/5ページ)

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8600年前のパン生地がトルコの古代都市で発見される
8600年前のパン生地がトルコの古代都市で発見される

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 8600年前のパンが、現在のトルコにある初期の古代都市チャタル・ヒュユクで発見された。このパンは、まだ未調理で手でこねられた状態のものだそうだ。

 かなり熟成されているので、このまま焼いたらおいしいパンに仕上がるのかどうかはわからないが、発掘を主導したトルコ、アナドル大学のアリ・ウムット・トゥルカン博士の分析によると、このパン生地は、発見されたものの中で世界最古のパンである可能性が高いという。

・古代都市の窯の跡地からパン生地を発掘
 2021年、現在のトルコに位置する古代都市、チャタル・ヒュユクで窯の跡を発掘した際、この遺物が見つかった。

 最初、この円形のスポンジ状のものがなんであるかははっきりわからなかったが、分析の結果、紀元前6600年頃に発酵したパン生地であることが判明した。

 幸いなことに、このパン生地は独特な状況でまわりを覆われていたため、数千年の年月がたっているのに比較的が良好な状態のまま保存されていたようだ。
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