太平洋の深海でユニークな新種の生物を続々発見。ピンクの豚のようなナマコも! (3/5ページ)

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それでも、標本が採取されていなかったり、正式に記載されていなかったりすることがあるのだという。

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まるで異世界生物のような海綿動物も発見された / image credit:cSMARTEX Project, NERC/smartexccz.org・クラリオン・クリッパートン海域はマンガン団塊の宝庫
 調査が行われたクラリオン・クリッパートン海域は、今世界中から熱い注目を浴びているところだ。というのも、ここは”海のジャガイモ”とも呼ばれる「マンガン団塊」の宝庫だからだ。

 電気自動車などに搭載されるリチウムイオン電池にはコバルト・ニッケル・マンガンといった鉱物資源が使われるが、マンガン団塊にはそれがたっぷりと含まれている。

 ゆえにクラリオン・クリッパートン海域は、世界最大量のコバルト・ニッケル・マンガンが眠る埋蔵地となっている。

 この海域の広さ自体は世界の海底の1%の半分にも満たないが、その資源量は、陸上のすべてを合わせたものより何桁も多いのだそうだ。

 くわえて深海の資源は、地上のものに比べて純度が高く、有害な廃棄物や汚染物質の流出が少ないという長所もある。

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