エッチなイラストを見てから座禅体験...だと? 京都のお寺が実施する「煩悩展」が斬新すぎる (1/3ページ)

Jタウンネット

エッチなイラストを見てから座禅体験...だと? 京都のお寺が実施する「煩悩展」が斬新すぎる
エッチなイラストを見てから座禅体験...だと? 京都のお寺が実施する「煩悩展」が斬新すぎる

「お腹いっぱい美味しい物が食べたい」とか、「お金持ちになりたい」とか、どんな人間にも「煩悩」というものがある。

2024年3月30日、京都市内の寺・妙心寺長慶院で開催されるのは、そんな煩悩に斜め上の角度から向き合おうというイベントだ。

煩悩との付き合い方とは?(画像は臨済宗妙心寺派長慶院の公式Xアカウントより、以下同)

その名もズバリ、「煩悩展」。

煩悩とのつき合い方を考えるために、イラストレーターのけそシロウ(@kesokeso_keso)さんが描いた"煩悩をくすぐるアート"が展示されている会場で、座禅や精進料理体験のワークショップを実施。人の在り様を見つめ、煩悩との付き合い方を探っていくという。

"煩悩をくすぐるアート"とはつまり......ちょっとエッチなイラスト。あえてそういった物を見ながら座禅をするというのは、なかなか斬新な切り口のイベントだ。

一体どういう経緯で開催に至ったのか。そして、イベントを通じて参加者に何を伝えたいのか。Jタウンネット記者は17日、長慶院住職の小坂興道さんに話を聞いた。

人間の根本的欲求と向き合う

小坂さんによると、ことの発端は3年前。神社仏閣と企業とのコラボ事業の運営などを手掛ける「神社仏閣オンライン」(京都府京都市)からの持ち込み企画で、Vライバー(※)ファン向けに寺を舞台にした宗教体験を交えた京都観光ツアーを実施したことがきっかけになった。

「その際、ふだんは宗教やお寺に関心のない人たちでも、好きな少女絵や推しの絵師さんという切り口があれば、宗教体験をハードルなく参加してくれるということを感じました。また、参加した後の声としても好評で、宗教体験そのものの持つコンテンツとしての魅力を再確認しました」(小坂さん)

この経験から、宗教とは縁が薄かった層に届く企画をまたやってみたいという思いが生まれ、「煩悩展」に繋がったという。

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