にょろにょろ伸びる県境…あなたは福島県の本当の形を知っている? 飯豊山に込められた福島県民の強い思い (2/3ページ)
尾根をつたう細い登山道だけが福島県となっており、道の右側は山形県、左側は新潟県です。
この登山道と山頂付近の住所は、福島県喜多方市。
いや、筆者も飯豊山はてっきり山形県だと思ってました。
ではなぜこんなことになったのでしょう?
霊峰「飯豊山」に登るのは成人の儀式東北の百名山「飯豊山(いいでさん)」。山岳信仰の場所でもあり、山頂には飯豊山神社が鎮座しています。
開山は古く、652年(白雉3年)、知同和尚と役小角が開山したとされています。
元禄時代まで修験の場として大変栄えました。
といっても太平洋戦争まで、飯豊山への登頂は「少年の成人儀式」としてとらえられており、15歳までに登頂を果たすものとされてきたのです。
この飯豊山神社こそ、福島県がこの形になった理由。
飯豊山をご神体として「五社権現」を祀った山頂の奥宮と、喜多方市内に里宮が存在しています。昔から福島県民にとって飯豊山と飯豊神社は神聖な場所だったのですね。