にょろにょろ伸びる県境…あなたは福島県の本当の形を知っている? 飯豊山に込められた福島県民の強い思い (3/3ページ)
ところが明治期の廃藩置県で、飯豊山付近が新潟県に編入されることになりました。しかし麓宮のある耶麻郡一ノ木村(現・喜多方市)が飯豊山神社は麓宮と奥宮で「一宮」であると猛烈に反発。参道(登山道)と山頂は福島県にすることで決着したのです。
参道が飯豊山神社で終わらず、さらに西へ伸びて「御西岳山頂」まで続いているのは、古来、飯豊山神社の境内の範囲が御西岳頂上付近までとされていたためです。
「詣でる」といっても、参道の突端、三国岳までも普段山歩きをしない人にはかなり険しい道のり。さらに県境は険しい岩場となっています。
それゆえに、その険しさを越えて参詣した人々の思いが、深くこの山に込められているのでしょう。
筆者は登山を通じて、いろいろと日本の歴史を知ることが増えました。みなさんも日本人の魂を触れることができる山に、是非足を運んでみてください。
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