重力波が人間に生命をもたらしただと?詳しく聞こうじゃないか (2/5ページ)

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 人体の材料ではないが、人類が生きることを間接的に助けている「トリウム」と「ウラン」も超新星爆発によるものではない。

 トリウムとウランは、地球内部で放射性崩壊を起こすことで岩石圏を加熱している。じつはこれは地球をおおうプレートの原動力でもある。

 プレートの動きは地殻から炭素を取り除き沈み込ませる。その炭素自体は、水と二酸化炭素とケイ酸塩の反応によって大気から除去されたものだ。

 いずれにせよ、このプロセスが、地球を金星で起きたような温室効果の暴走から防いでくれている。

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photo by iStock・生命に必要な重元素を作り上げたものの正体は?
 こうした重元素(ここでは鉄より重い元素のこと)の約半分は、宇宙の爆発的な現象で起きる「r過程」というプロセスによって作られる。

 r過程の r は rapid(急速)のことで、その名が示す通り、このプロセスでは重い原子核が崩壊する前に次々と自由中性子をキャッチしていく。

 1cmあたり1024個と十分な密度の自由中性子と、10億度というとんでもない高温があれば、中性子が吸収され、より重い元素の同位体が合成されるのだ。

 つまりは、私たちの命を維持するうえで不可欠な元素の多くが、このr過程によって作られているというのだ。
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