蛇を殺した祟りで病死…藤原道兼の嫡男・藤原福足君とはどんな人物だった?その短い生涯をたどる【光る君へ】 (2/4ページ)

Japaaan


しかし、たいそう嫌がって万事手こずり、道兼は神仏に祈祷してまで教え込んだと言います。

【コメント】子供に芸を仕込んで宴会のウケを狙うのはよくある手ですね。しかし、そんなに嫌がるのを無理強いするのはいかがなものかと……。

いざ本番、泣き出した福足君

……その日になりて、いみじうしたて奉り給へるに、舞台の上にのぼり給ひて、物の調子吹きいづるほどに、わざはひかな、「あれはまはじ」とて、びむづらひきみだり、御装束をはらはらと引きやり給ふに、……

※佐藤球『大鏡』右大臣道兼より

【意訳】さて当日。いよいよ福足君が舞を披露する段に及んで、演奏が始まりました。
しかし福足君は「もう嫌だ、舞なんてやらない!」と自ら装束を脱ぎ捨ててしまいます。

【コメント】ほら言わんこっちゃない。子供にできる最大限の復讐をかまされてしまいました。

道兼は真っ青、それを見ていた道隆は……。

菊池容斎『前賢故実』より、藤原道隆。

……粟田殿、御色真青にならせ給ひて、あれにもあらぬ御けしきなり。ありとある人、「さおもへることよ」と見給へど、すべきやうもなきに、御をぢの中ノ関白殿の、おりて舞台に上らせ給へば、……

※佐藤球『大鏡』右大臣道兼より

【意訳】さぁ大変、せっかくの祝宴が台無しです。
道兼は真っ青、周囲もざわつくばかりで下手に手出しできません。
そんな中、福足君の伯父である道隆(中ノ関白殿)が舞台へ上がったのでした。

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