熊本県で創業100年余の印刷会社。そこで働く広報さんが大切にする「恩返し」の気持ち (1/5ページ)

マイナビウーマン

熊本県で創業100年余の印刷会社。そこで働く広報さんが大切にする「恩返し」の気持ち
熊本県で創業100年余の印刷会社。そこで働く広報さんが大切にする「恩返し」の気持ち

■全国の「私らしく働く人」に会いに行きたい

記念すべき連載の第一回目は、編集長の中納が担当します。毎日、終わらないデスクワークと次から次に舞い込むミーティングに追われ、今では取材に出ることも少なくなってしまいましたが、今回は久しぶりに現場に出かけました。

このマイナビウーマンの編集部に来たのは2年前なのですが、この連載はその当時からやりたいと温めてきた企画です。日々トレンドを追いかけるメディアとしては、どうしても情報自体が首都圏に偏りがち。自ずと取材対象も東京が中心になってしまいます。でも「働く女性」に向けて情報を発信しているマイナビウーマンの読者は、東京だけではありません。全国各地どの街にもいます。

だからこそ、この連載では全国津々浦々で「自分らしく、働いている人」に会いに行きたい。仕事や土地への想いを聞かせてほしい。そんな気持ちからこの連載を始めました。

■苦難にも負けない「たくましさ」と「チャレンジ精神」

飛行機で降り立ったのは、雪がちらつく真冬の熊本県。前に来たのはもう10年以上前なので、かなり久しぶりの熊本です。

意外かもしれませんが、前回に熊本で取材したのは熊本城や田原坂などの歴史スポット。当時は歴史雑誌の編集者をしていて「西南戦争ゆかりの地を巡る」という渋すぎる取材でこの地を訪れました。それからなぜ華やかな女性メディアの編集者になったのか……は、いつかお話させてもらえればと思いますが、私のキャリアのスタートは出版社で、長いこと紙とにらめっこしながら生きてきました。

今回取材をお願いしたのは、そんな紙のスペシャリスト「城野印刷所」で広報として働く江河真喜子さん。創業は大正5年、熊本で100以上年も続く歴史ある印刷会社です。

熊本空港から車で20分ほどの好立地な益城町に、江河さんが働く城野印刷所はあります。巨大な印刷機がいくつも稼働しているとあって、社屋がとても大きなこと、また100年の歴史があるとは思えないほど新しいことが印象的でした。

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