カレー研究家・小野員裕「紅花、サンギュリエ、ザ・カリ…大阪だと渡邊カリーがオススメ!」麻美ゆまのあなたに会いたい!(後編) (2/3ページ)
ここの“ムルギーカレー”は、中央に骨付き鶏モモ肉が一本ドーンとのっていて、目の前に運ばれてくるだけで、よだれが出そうになります。
カレーはサラサラなのに、鶏から出汁を徹底的に取っているのか、力強いうま味があります。そして、鶏肉がすごく柔らかくて食べやすいので、あっという間に完食しちゃいますね」
ゆま「めっちゃ汗かきながら、がつがつ食べたい」
小野「アハハ。ビーフカレーでは新橋の『ザ・カリ』がオススメです。茶褐色のソースで、けっこうからいし、さらにカイエンペッパー、ブラックペッパーなどで鋭利な辛味を強調しているんです。食べると、じわじわと辛味が口中に広がり、汗も出てきます」
■東京以外にも!全国の名店
ゆま「いいですねー。東京のお店以外で、オススメはありますか?」
小野「もちろん、山ほどあります。大阪は『渡邊咖喱』。有名なお店ですが、ここのスパイスとんかつカレーは、ボリュームたっぷりで食べ応えは十分。サラサラとしたカレーをソースのようにかけて食べると、本当にうまいですね」
ゆま「かつカレーは好きな男性が多そう」
小野「九州地方だと、福岡の『不思議香菜 ツナパハ』。スリランカの家庭料理のお店で、スリランカカレーもけっこうからいですけど、やみつきになるうまさです。
北は北海道の帯広市にある『カレーリーフ』。ここは刺激的というより“優しい味”で、南インドなどに自生して独特の香りの植物“カレーリーフ”を、スープの仕上げに入れるのが特徴です」
ゆま「旅行の際は、食べに行きたいです。他にも全国のオススメカレー屋さんは、小野さんのブログにたくさん紹介されているので、読者の方も読んでみてくださいね」
■家で作るときの隠し味
ゆま「あと、個人的に聞きたいことがあって、家でカレーを作るとき、これを隠し味に入れるといい、みたいなものはありますか?」
小野「そうですねー。