【誤用に注意】「伺う」と「窺う」、ビジネスシーンでふさわしいのはどっち? (1/4ページ)

マイナビウーマン

【誤用に注意】「伺う」と「窺う」、ビジネスシーンでふさわしいのはどっち?
【誤用に注意】「伺う」と「窺う」、ビジネスシーンでふさわしいのはどっち?

読み方が同じである「伺う」と「窺う」。みなさんはこの2つの言葉の違いをご存じですか?

ビジネスシーンや公の場で文章を書く機会があるのならば、それぞれの意味をきちんと把握しておきたいもの。

そこで今回は、「伺う」と「窺う」の意味の違いと使い方を解説していきます。自信を持って言葉を使い分けられるように、ぜひ参考にしてください。

■「伺う」と「窺う」の意味

「伺う」と「窺う」のそれぞれの言葉の意味は次の通りです。

◇「伺う」は「質問や訪問をすること」

「伺う」は辞書によると、「質問する」や「訪問する」に近いニュアンスがあります。

うかがう【伺う】

「伺う」とは、「尋ねる・聞く・問う・質問する」もしくは「訪ねる・訪れる・訪問する・相手のもとへ行く」の意味で用いられる謙譲表現である。要するに「たずねる」の謙譲語であり、「尋ねる・訪ねる・訊ねる」のどの意味でも使える。

(出典:『実用日本語表現辞典』)

相手に聞きたいことがある時や、どこかに訪ねる用事がある際に用いることが多いでしょう。

◇「窺う」は「チャンスやタイミングを狙っていること」

一方、「窺う」は相手に対して直接何かをするよりも、自分で何かを見たり判断したりする様子を表します。

うかがう【窺う】

(1)すきまなどから、ひそかにのぞいて見る。 (2)ひそかにようすを探り調べる。 (3)一部分から全体を推し量って知る。それとなくようす、状況を察する。 (4)ようすを見て、好機の訪れるのを待ち受ける。 (5)一応心得ておく。 (6)調べ求める。調べ探す。

(出典:『デジタル大辞泉』小学館)

こちらは何かをひっそりと調べるといったイメージがあるのが特徴でしょう。また、チャンスやタイミングがやってくるのをじっと待つ際にも「窺う」を用いることができます。

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