メキシコで19匹の野良猫が生きた固定資産に。国立宮殿内を自由に動き回る特権が与えられる (1/5ページ)

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メキシコで19匹の野良猫が生きた固定資産に。国立宮殿内を自由に動き回る特権が与えられる
メキシコで19匹の野良猫が生きた固定資産に。国立宮殿内を自由に動き回る特権が与えられる

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 メキシコのアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領政府が、連邦行政機関の建物で、大統領官邸がある国立宮殿内にいる猫たちは〝生きた固定資産である〟と宣言した。

 この19匹の猫たちは、今後永遠においしい食べ物が与えられ、世話を受けることが保証されることになったのだ。

 猫たちは、歴史ある宮殿の緑豊かな庭園をハトを追いかけながら自由に歩き回り、テレビ記者会見にちゃっかり写り込んだり、入口で観光客を出迎えたり、スタッフからアイスクリームをこっそりもらったりして気ままに過ごしている。

・19匹の野良猫が国の生きる固定資産に
 メキシコシティの中央広場であるソカロ(憲法広場)に面して建っているメキシコ国立宮殿は、16世紀のアステカ皇帝モクテスマ2世の宮殿に使用されていたもので、現在はメキシコ連邦行政機関が所有している。

 政府庁舎および国立の宮殿として使用されており大統領官邸もある。現在のロペス・オブラドール大統領の住居にもなっているのだ。

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photo by iStock

 そして現在、この歴史的な建造物と豊かな庭園は野良猫たちの自由な遊び場となっている。
猫たちは宮殿のあらゆる場所に入り込むことができるため、会議や会見にちゃっかり参加し、カメラの前を平然と横切ります
 足元に猫たちが群がる中、宮殿の獣医であるヘスス・アリアス氏は語る。

 通常、固定資産という投資用語は、建物や家具などに対して使われるが、それを猫に適用したということは、10月に大統領が退任した後も政府は猫たちにエサを与え、死ぬまで世話をする義務があるということだ。
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