あなたの「枕」は大丈夫?実は”魂が納まる蔵”だった「枕」にまつわる怖いお話【後編】 (4/5ページ)

Japaaan

屍の匂いがする古い木の枕

古い民家(写真:photo-ac)

江戸時代中期の儒学者、新井白蛾(あらい はくが)の著書「牛馬問」(人からよく尋ねられる物事について記したもの)には「枕の怪」という話が残されています。

新井白蛾が子ども時代、江戸深川に京都のような三十三間堂があり、その近くに、ある医師が家を借りました。

ところがしばらくして医師は体調を崩して寝込んでしまいます。湿った空気に満ちているこの家のせいだろうと、自分で薬を調合してのんでいたものの、一向に回復しません。

そんなある日、物置のほうから風邪が吹くと、なにやら悪寒がして調子が悪くなることに気が付き調べましたが、何もありません。そこで、同じ方向にあった仏壇を調べてみると、古い木の枕がでてきたそうな。

怪しげな気配のする木の枕をみて「これが原因だ」と思い、医師はそれをカチ割り燃やしたところ、まるで屍を焼いているような匂いがしたそうです。枕がすべて燃えると、医師の不調も治ったのでした。

一体誰が使っていた枕なのか、どんな念が込められていたのか、誰かの魂がこもっていたのか……答えはわかりません。

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