「『きょうだい児』で母に甘えた記憶がない私。小学生のころ、ぐちゃぐちゃの傷口を見せに保健室へ行ったら...」(愛知県・40代女性) (1/3ページ)

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「『きょうだい児』で母に甘えた記憶がない私。小学生のころ、ぐちゃぐちゃの傷口を見せに保健室へ行ったら...」(愛知県・40代女性)
「『きょうだい児』で母に甘えた記憶がない私。小学生のころ、ぐちゃぐちゃの傷口を見せに保健室へ行ったら...」(愛知県・40代女性)

シリーズ読者投稿~忘れられない「あの人」と~ 投稿者:Mさん(愛知県・40代女性)

Mさんはいわゆる「きょうだい児」。障害のある兄がいて、母は彼の面倒を見るので手一杯だったという。

そんな環境から、Mさんは小学生のころ、しもやけを悪化させてしまって......。

保健室の先生が...(画像はイメージ)

<Mさんの体験談>

私には障害のある兄がいて、健康な私と他のきょうだいは子供の頃に母親に甘えた記憶がありません。

振り返れば、無意識に「兄ほどひどくない体調のことで困らせてはいけない」と思いながら生活していました。

母も兄以外の体調については、あまり深く考えていなかったように思います。

しもやけに絆創膏を貼ってたら...

小学生の頃、冬場に手にしもやけができたことがあります。

そこにずっと絆創膏を貼りっばなしにしてしまい、傷口が悪化。

そのことに気付いた担任の先生から保健室へ行くようすすめられ、ぐちゃぐちゃの傷口をみてもらうことになりました。

絆創膏を貼りっぱなしにしていて...(画像はイメージ)

保健室の先生は優しく声をかけてくれて、傷口をきれいに消毒して、新しい絆創膏を優しく貼ってくれました。

自分で貼れる絆創膏を、誰かにあんなに優しく貼って大事にしてもらったのは初めてで衝撃でした。

言葉では表現出来ない、人生初めての嬉しくて幸せな感情がわきました。

大人になって、目の前に先生が!

大人になって、私は看護師になりました。

そしてつい先日、その保健室の先生の聴力検査を担当したのです。

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