2階建ての家が海を漂流?いったい何が起きているのか? (1/5ページ)
[画像を見る]
4月9日、サンフランシスコ界隈の人たちは、世にも珍しい光景に度肝を抜かれた。サンフランシスコ湾の海上に、2階建ての家がゆっくりと流れているのだ。
だが安心して欲しい。どこかの家が流されちゃったわけではない。これは「ハウスボート」と呼ばれる、海に浮かべたボートの上に建っている家だ。
ボートであるからもちろん移動は可能なのだが、通常は桟橋に固定されていて、こんな風に海上を移動することは滅多にない。
今回のこの光景は、停泊地の移動に伴う「お引っ越し」のワンシーンだったようだ。
[動画を見る]
Two-story houseboat moved from Redwood City to Sausalito・立ち退き要求に応じ、海の上を移動するハウスボート
報道によると、この「家」はカリフォルニア州サンマテオ郡にあるレッドウッドシティのドックタウン・マリーナにあった、一番大きなハウスボートだそうだ。
再開発の進むレッドウッドシティでは、陸上に住む住民たちにより、ハウスボートの「停泊」は違法だとの訴訟が起こされていた。
今回目撃されたのは、そうした住民からの立ち退き要求に応じ、レッドウッドシティのドックタウン・マリーナを後にして、次の引っ越し先に向かう途中のハウスボートの姿だ。
目指すのは同州マリン郡サウスリートのコモドア・マリーナだ。なお、そこもドックタウン・マリーナと同じサンフランシスコ湾に位置する。つまり、つまり今回の移動はさほど長距離ではなく、同じ湾内を移動する程度のものだったようだ。