13万年前のエイを模した砂の彫刻を発見、人間が生物をモチーフにした最古のアートの可能性 (2/4ページ)
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エイのように見える砂像の表面(左)と裏面(右) / image credit:Helm et al., Rock Art Research 2024
この彫刻が浜辺で発見されたことから、生きたエイを見ながら描いたか、トレースした可能性もあるという。
幅が30cm未満であることから、見本となったエイは、見本となったエイは、オスか小型で未成熟のメスであると考えられるそうだ。
また、この遺物は左右が対称になっていて、かつては尻尾がついていたと思われる痕跡が見られる。
尾は最初はついていたようだ。もしかしたら儀式的なものに使用され、意図的に切断されたのかもしれないそうだ。
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尾がついていたであろう部分 / image credit:Jan De Vynck
「これを作ったアーティストが生きているエイを細かいところまで模写する才能があった、あるいは像がトレースされたかどちらかだと考えています」
左右対称はさまざまな理由で発生し、必ずしも人為的なものだとはいえない。
しかし、この彫刻の左右対称は輪郭やヒレに当たる部分だけでなく、刻まれた溝などいくつもある。これが自然による偶然の産物である可能性は低いそうだ。