渡り鳥のために電気を消そう!テキサス州の夜間消灯キャンペーン (2/5ページ)

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 ここテキサス州でも「電気を消そう」キャンペーンは推進されており、ダラスやフォートワース、ヒューストンといった都市部でも3月から5月中旬までの間、高層ビルの照明が落とされ、目覚ましい成果を上げている。

 テキサス州はアメリカ大陸を上下に移動する渡り鳥たちにとって、その経路のちょうど真ん中に位置する重要な通過点なんだとか。今年も渡りのシーズンを迎え、テキサスでも鳥たちのために消灯を促すメッセージが流れるようになった。
・渡り鳥は何千㎞も移動し、中には25,000㎞以上を旅するものもいる
・その移動スピードは時速約50㎞にも達する
・約20億羽の渡り鳥がテキサス上空を通過する
「鳥たちのために、夜11時から朝6時まで必要以外の照明を消しましょう」と呼びかけるTVニュースの一コマ。

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Lights Out, North Texas! helps billions of birds during migration season

 この運動は年を重ねるごとに周知され、協力する企業やビルのオーナーも増えているようだ。一般市民の理解も進み、多くのコミュニティで自主的に屋外の照明を消す取り組みが行われているという。

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photo AC・夜間照明に惑わされる鳥たち
 だが、人工照明は本当に渡り鳥たちに影響を与えているのだろうか。ニューヨークで行われた調査を紹介しよう。

 毎年一度、9月11日の夜に、ニューヨークの夜空を青い光の柱が貫く。2001年の9.11同時多発テロ事件を追悼して、ツインタワーを模した青い光が空へと真っすぐに灯されるのだ。
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