「指示通り」ができない部下 上司はどう対応すべき? (1/2ページ)

新刊JP

「指示通り」ができない部下 上司はどう対応すべき?(*画像はイメージです)
「指示通り」ができない部下 上司はどう対応すべき?(*画像はイメージです)

部下とどう接していいかわからない、というのは古くて新しい悩みだろう。世代によって考え方やものの感じ方は異なる。3歳違ってもちょっとした「ジェネレーション・ギャップ」を感じることがあるのだから、ひとまわり年齢が違えば相手が「異星人」のように見えてしまうものなのかもしれない。

ただ、職場で指示を出す側としては求めている結果がある。期待した成果がまったく出なかったり、見当はずれの成果物が出てきたりすることがあまりにも続くと「この人、人の話ちゃんと聞いてるのかな?」となり、最終的に「もうどう接していいかわからない」となりがちだ。

◾️シンプルな指示なのにその通りにできない部下

『「指示通り」ができない人たち』(榎本博明著、日本経済新聞出版)は部下が自分の意図したように動いてくれなかったり、なかなか仕事を覚えてくれずに困惑する上司のための一冊だ。

特に上司を困惑させるのが「ごく単純な仕事をお願いしたはずなのに、まったくできない」と「昨日までちゃんとできていたことが、突然できなくなる」というパターンだ。前者については、本書にこんな例が挙げられている。

上司はある部下に顧客データの入力を頼み、入力したらシュレッダーにかけるように指示した。ところが、数分後にチラッと見ると、部下はまだ入力していない顧客データの束をシュレッダーにかけようとしていたため、慌てて止めた。

「入力したら、シュレッダーにかけて」と頼んだのに、部下はいきなりシュレッダーにかけようとしていたわけだ。つまり上司の指示が部下に伝わっていなかったのである。それを指摘すると、部下は「そうでした、すみません」と言ったが、その後も「簡単な作業を頼み、それができたら他部署にその成果物を持っていくように指示したのに、成果物を持っていかなかった」「書類を3種類に分類するというシンプルなタスクがうまくこなせなかった」など似たような出来事が起こったという。要するに「ごく簡単な指示なのに、指示通りに動けない部下」なのだ。

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