2023年は日本人留学生の数は前年対比218%。コロナ前の2019年比で83%まで回復。アジア地域への留学はコロナ前の数字越え。 (3/6ページ)
オフライン留学が増加傾向にあるのに対し、海外の教育機関の授業を日本で受講するオンライン留学数が、昨年の4,799人から、1,568人に減少し、コロナ禍の2020年約1万から大幅に減少しています。
2)日本人留学先の1位はアメリカ、2位オーストラリア、3位カナダ
従来型のオフライン留学では、アメリカへの留学が1番多く全体の22.4%に当たる14,444人で、2番目に多かったオーストラリアの19%、12,221人を上回る結果となりました。これは日本の大学や高校が行う学校主催の留学プログラムが2023年に本格的に再開されたことに起因すると考えられます。日本の高校や大学における留学プログラムの留学先はアメリカが圧倒的に多いからです。一方、2022年は日本人の留学先で1番目だったカナダは3位になり全体の14.7%、9,485人になっています。そして、4位がイギリス(10.7%、6,903人)、5位がフィリピン(9.0%、5,792人)となっています。
3)アジア地域への留学が急増。唯一2019年の水準を上回る
日本人の留学先をアジア、ヨーロッパ、北米、オセアニアの4つの地域別にみてみると、
2023年の留学生総数は、北米(23,929人)、オセアニア(17,133人)に次ぐ3位(14,012人)としてアジアが入りますが、対2019年比率で見ると、北米が75%、オセアニアが72%、ヨーロッパが96%のところ、アジアは112%になっていて唯一2019年の数字を上回っています。この背景には、円安、物価高などによる留学費用の高騰を受け、留学費用が安価に抑えられるアジア留学へのシフト、国内大学がアジアへの留学プログラムを増やしていることなどが考えられます。
4)注目の留学先は韓国、マレーシア、台湾
2023年特に目立った留学先の国としては、昨年から急速に日本との関係改善が進み、
K-POPやK-ドラマ・映画などで世界的な注目を集める韓国、そして円安やアメリカやオーストラリアなどのインフレによる物価高で留学費用が相対的に上がっていることを受け、以前より新たな日本人学生の海外大学進学先として知られてきたマレーシアや台湾も注目度を上げています。